現在の治療的運動の問題点
①理論の基礎が生理学である。
→生物学を基礎にする。麻痺筋への負荷は疲労しやすく、過剰であれば弱化を招く。
②関節内運動を無視している。
→目に見える骨運動が起こる時、関節内の凹凸の法則によって起こる関節内運動は必ず起こる。
③軟部組織を伸張(強制他動伸張Stretch)している。
→治療前後での可動域に変化は少なく、繰り返すことで筋の微細な断裂によって瘢痕化する。
④運動の回数が多すぎる。
→疲労を無視して痛みを招いたり、筋の強さの低下を招いたりする。
⑤筋力について:筋力は筋の強さ(張力:Strength)のこと
筋の強さと筋の力(Force・Power)を混合している。
→負荷量や刺激の与え方の違い、それぞれの関係性について知らなければならない。
⑥持久性(Endurance)に対する関心が薄い。
→筋の強さが強くなれば持久性も強くなることはなく、活動を行う上で持久性は必須である。
⑦痛みを治療対象にしている。
→痛みは、何らかの心身の異常を知らせるサインである。
これ自体をなくすことは生命の危機を招く。
痛みの原因を治療する必要がある。
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